愛くるしい表情と仕草で人気の「しばんばん」。その人気ぶりは文具に留まらず、スタンプでも好評で4月度のMVPを獲得しました!
今回は、そんな大人気キャラクター「しばんばん」の生みの親、株式会社マインドウェイブ LINEスタンプ企画担当者の池川さんと作者のオオゴシヤステルさんに制作秘話を聞きました。
今回は、そんな大人気キャラクター「しばんばん」の生みの親、株式会社マインドウェイブ LINEスタンプ企画担当者の池川さんと作者のオオゴシヤステルさんに制作秘話を聞きました。
■しばんばん<敬語>
――MVP受賞おめでとうございます!!
――「しばんばん」は柴犬の魅力がギュッと詰まっていますよね!「しばんばん」はどのように生まれたのですか?
オオゴシヤステル:2014年に「のんきな〇〇」といった癒し系ゆるゆるアニマルをテーマとした動物シールが発売されたのですが、その中の犬枠を担当しました。
そこで生まれた「のんきなしばいぬ」が今の「しばんばん」の原型になります。当時柴犬が注目されてきたこともあったのと、凜として忠実なイメージなのにどこか「おバカ」という愛嬌のある特徴がテーマにハマっていると思い柴犬をモチーフとして選びました。
■のんきなしばいぬ
シールの評判は良く、柴犬シールの第二弾が決定。ただ「のんきなしばいぬ」の第二弾ではなく、新しい柴犬で。という条件でした。
――新しい柴犬ですか。そこから「しばんばん」が誕生するのですね!
オオゴシヤステル:はじめは、『なんで売れたのにリニューアル!?』って正直思いました。が、可愛らしさを意識して描いていた「のんきなしばいぬ」の中で、ちょっとふざけて入れていたシール(俗に言うイヤイヤさん)が企画側の目に止まったようで、「ありふれたカワイイ柴犬キャラより、もっと飼い犬感が出ている方が面白いし、かわいい!媚びなくて良いので、そこを生かしてオオゴシの柴犬を自由に描いてください」と。
個人的に柴犬は飼ったことも戯れたこともないのですが、その豊かな表情や仕草、かわいさと不細工の絶妙なバランス、歯をむき出しにして怒りをあらわにしているのに笑えてくる、ご主人に忠実なはずなのに上からな感じ…もう断然リニューアルに賛成!喜んで好き勝手に描かせていただきまーす♪となり、「しばんばん」が生まれました。
■しばんばん
――そうだったんですね!絵だけではなく、名前もリニューアルしたんですね。
オオゴシヤステル:「しばんばん」というネーミングは、柴犬の新しい総称を勝手に決めたいと思ったのがきっかけで、どこか間の抜けた語呂の良いものはないかと一人でブツブツ言いながら考えていたら、不意に出てきました。自分でもしっくりきたので、ラッキーでしたね。
――たしかに「しばんばん」という響きがとてもゆるかわで、イラストの雰囲気にぴったりです!
■しばんばん
――絵やイラストはいつ頃から描いていたんですか?
オオゴシヤステル:幼い頃から絵を描くのは好きでした。仕事で帰宅が遅い父親宛てに一言メッセージと絵を描いておくと、次の日に父親から返事と新しい絵が描いてあるといった交換日記ならぬ交換ラクガキ?を続けていたのを覚えています。
――ご家族とのコミュニケーションから始まっていたなんて、とても素敵なエピソードですね!
オオゴシヤステル:あと絵本をよく見ていたからかどうかはわかりませんが、妖怪やキャラクターの設定を考えるのが好きで、変な生き物を考えては、周囲から気持ち悪がられていました。(笑)
学生の頃は、キャラクターデザイナーを目指していましたが、卒業後、DTP(印刷物のデザイナー)、WEBを経てファンシーにたどり着きました。
――妖怪!?今の「しばんばん」のような可愛いキャラクターからは想像ができません!(驚)「しばんばん」のようなゆるめの画風になったきっかけは何かありますか?
オオゴシヤステル:世間がだんだん「ゆるさ」を求めだしているのを感じていたので僕のタッチもそれに合わせてゆるくなっていったんだと思います。
元々しっかり描こうと意識してきたのですが、ゆるいタッチの方が自分にも合っていて、楽しめると最近やっと気づいた感じです。
――株式会社マインドウェイブさんには「しばんばん」の他にも人気のキャラクターやイラストレーターさんがいらっしゃると思いますが、スタンプリリースについてはどのように決めているのでしょうか。
池川: 基本的にはシールで売れたキャラクターをスタンプにすることが多いです。今ではシールになったキャラクターをLINEスタンプにして欲しいというご要望も多数いただいておりますので、ファンの皆様の意見も参考にしています。
――その中でも池川さんが今、注目しているイラストレーターさんはいらっしゃいますか?
池川:弊社デザイナーの「フジのダイスケ」「Tomo.N」です。「フジのダイスケ」は、シンプルでゆるいテイストのイラストを中心に手掛けています。KIGURU・ME(キグルミー)やPRETEND FAMILY(プリテンドファミリー)などのLINEスタンプを配信中です。
■KIGURU・ME(キグルミー)
「Tomo.N」は、ゆるくてどこかユーモラスな線画イラストが大人の女性から人気で、中年スポーツクラブ、おすもうさんズやぴよこ豆などのLINEスタンプも配信中です。
■おすもうさんズ
■ぴよこ豆
――オオゴシヤステルさんのツボにハマったクリエイターズスタンプを教えてください!
オオゴシヤステル:AC部さんが大好きなので、イルカのイルカくんが一押しです!
■イルカのイルカくん
――最後に「しばんばん」の今後の展開や、イラストレーターとして挑戦してみたいことはありますか?
株式会社マインドウェイブ
オオゴシヤステル
大阪府出身。株式会社マインドウェイブの正社員。ちょっとひねくれているので、依頼されたデザインにそっと好きなものを紛れ込ませては、一人でニヤニヤしている。
ファンからの受賞の祝福が絶えません
池川(企画担当、下記省略):この度は、栄えある月間MVPにお選び頂きありがとうございます!
受賞のお話をいただいたとき、すごく驚きましたし、とても嬉しかったです!今までキャラクターを知ってもらうためにLINEスタンプの配信を続けてきたので、たくさんの方に「しばんばん」を知ってもらえたと実感し、感慨深かったです。
オオゴシヤステル:本当に嬉しすぎます!たくさんのお祝いの言葉をいただき、本当にありがとうございます!皆様に感謝感謝です!
――「しばんばん」ヒットの反響はいかがでしたか。
池川:大変ありがたいことに、各方面から反響をいただいております。「しばんばん」のスタートはシールからだったのですが、そこから文具になり、少しずつキャラクターとして知名度が上がっていきました。
サイン会やSNSの開設でファンの皆様からのお声をたくさんいただけるようになり、LINEスタンプの配信や今回の受賞の件も多くの方に喜んでもらえました。
改めまして
— オオゴシ ヤステル (@ogoshi_yasuteru) 2018年5月16日
LINE Creators Market
2018年4月度の月間MVP、ダウンロード1位
ありがとうございます🙇♂️ほんまに嬉しすぎます😭#しばんばん #SHIBANBAN #LINE #マインドウェイブ #オオゴシヤステル pic.twitter.com/3IsTg9RYbG
――「しばんばん」ヒットの反響はいかがでしたか。
池川:大変ありがたいことに、各方面から反響をいただいております。「しばんばん」のスタートはシールからだったのですが、そこから文具になり、少しずつキャラクターとして知名度が上がっていきました。
サイン会やSNSの開設でファンの皆様からのお声をたくさんいただけるようになり、LINEスタンプの配信や今回の受賞の件も多くの方に喜んでもらえました。
まさかのリニューアル!?「しばんばん」は”今までにない”柴犬!
オオゴシヤステル:2014年に「のんきな〇〇」といった癒し系ゆるゆるアニマルをテーマとした動物シールが発売されたのですが、その中の犬枠を担当しました。
そこで生まれた「のんきなしばいぬ」が今の「しばんばん」の原型になります。当時柴犬が注目されてきたこともあったのと、凜として忠実なイメージなのにどこか「おバカ」という愛嬌のある特徴がテーマにハマっていると思い柴犬をモチーフとして選びました。
■のんきなしばいぬ
シールの評判は良く、柴犬シールの第二弾が決定。ただ「のんきなしばいぬ」の第二弾ではなく、新しい柴犬で。という条件でした。
――新しい柴犬ですか。そこから「しばんばん」が誕生するのですね!
オオゴシヤステル:はじめは、『なんで売れたのにリニューアル!?』って正直思いました。が、可愛らしさを意識して描いていた「のんきなしばいぬ」の中で、ちょっとふざけて入れていたシール(俗に言うイヤイヤさん)が企画側の目に止まったようで、「ありふれたカワイイ柴犬キャラより、もっと飼い犬感が出ている方が面白いし、かわいい!媚びなくて良いので、そこを生かしてオオゴシの柴犬を自由に描いてください」と。
個人的に柴犬は飼ったことも戯れたこともないのですが、その豊かな表情や仕草、かわいさと不細工の絶妙なバランス、歯をむき出しにして怒りをあらわにしているのに笑えてくる、ご主人に忠実なはずなのに上からな感じ…もう断然リニューアルに賛成!喜んで好き勝手に描かせていただきまーす♪となり、「しばんばん」が生まれました。
■しばんばん
――そうだったんですね!絵だけではなく、名前もリニューアルしたんですね。
オオゴシヤステル:「しばんばん」というネーミングは、柴犬の新しい総称を勝手に決めたいと思ったのがきっかけで、どこか間の抜けた語呂の良いものはないかと一人でブツブツ言いながら考えていたら、不意に出てきました。自分でもしっくりきたので、ラッキーでしたね。
――たしかに「しばんばん」という響きがとてもゆるかわで、イラストの雰囲気にぴったりです!
■しばんばん
――絵やイラストはいつ頃から描いていたんですか?
オオゴシヤステル:幼い頃から絵を描くのは好きでした。仕事で帰宅が遅い父親宛てに一言メッセージと絵を描いておくと、次の日に父親から返事と新しい絵が描いてあるといった交換日記ならぬ交換ラクガキ?を続けていたのを覚えています。
――ご家族とのコミュニケーションから始まっていたなんて、とても素敵なエピソードですね!
オオゴシヤステル:あと絵本をよく見ていたからかどうかはわかりませんが、妖怪やキャラクターの設定を考えるのが好きで、変な生き物を考えては、周囲から気持ち悪がられていました。(笑)
学生の頃は、キャラクターデザイナーを目指していましたが、卒業後、DTP(印刷物のデザイナー)、WEBを経てファンシーにたどり着きました。
――妖怪!?今の「しばんばん」のような可愛いキャラクターからは想像ができません!(驚)「しばんばん」のようなゆるめの画風になったきっかけは何かありますか?
オオゴシヤステル:世間がだんだん「ゆるさ」を求めだしているのを感じていたので僕のタッチもそれに合わせてゆるくなっていったんだと思います。
元々しっかり描こうと意識してきたのですが、ゆるいタッチの方が自分にも合っていて、楽しめると最近やっと気づいた感じです。
――株式会社マインドウェイブさんには「しばんばん」の他にも人気のキャラクターやイラストレーターさんがいらっしゃると思いますが、スタンプリリースについてはどのように決めているのでしょうか。
池川: 基本的にはシールで売れたキャラクターをスタンプにすることが多いです。今ではシールになったキャラクターをLINEスタンプにして欲しいというご要望も多数いただいておりますので、ファンの皆様の意見も参考にしています。
――その中でも池川さんが今、注目しているイラストレーターさんはいらっしゃいますか?
池川:弊社デザイナーの「フジのダイスケ」「Tomo.N」です。「フジのダイスケ」は、シンプルでゆるいテイストのイラストを中心に手掛けています。KIGURU・ME(キグルミー)やPRETEND FAMILY(プリテンドファミリー)などのLINEスタンプを配信中です。
■KIGURU・ME(キグルミー)
「Tomo.N」は、ゆるくてどこかユーモラスな線画イラストが大人の女性から人気で、中年スポーツクラブ、おすもうさんズやぴよこ豆などのLINEスタンプも配信中です。
■おすもうさんズ
■ぴよこ豆
――オオゴシヤステルさんのツボにハマったクリエイターズスタンプを教えてください!
オオゴシヤステル:AC部さんが大好きなので、イルカのイルカくんが一押しです!
■イルカのイルカくん
――最後に「しばんばん」の今後の展開や、イラストレーターとして挑戦してみたいことはありますか?
オオゴシヤステル:「しばんばん」のアプリを作ってみたいですね。
ゲームの「塊魂」系の世界観が大好きなのでそういったテイストのなにかができればと。
他には、
・世界の「ご当地しばんばん」
他には、
・世界の「ご当地しばんばん」
・「しばんばん」の立体化(フィギュア、ぬいぐるみ)
・「にゃばんばん」も展開させていきたい。
・柴犬数珠つなぎ旅みたいなやつ。
・新しいキャラクターを考えたい。
など、イラスト分野に限らず、ものをつくる側で色々面白い事に携わっていきたいです。
株式会社マインドウェイブさんの新キャラスタンプの登場も期待しています!!ありがとうございました。
■会社情報
■プロフィール
オオゴシヤステル
大阪府出身。株式会社マインドウェイブの正社員。ちょっとひねくれているので、依頼されたデザインにそっと好きなものを紛れ込ませては、一人でニヤニヤしている。
【SNSアカウント】
Twitter: @ogoshi_yasuteru
Instagram:ogoshi_yasuteru
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