――MVP受賞おめでとうございます!
ナガノ:ありがとうございます! 嬉しいです。スタンプを使ってくださっている皆さまのおかげです。
▼自分ツッコミくま 冬(うご)
――スタンプをつくる前からイラストなどを描いていらっしゃったんですか?
ナガノ:小さい頃から絵を描くのは好きで、ノートに漫画を描いて遊んでいました。次はどういう話を描こうかと考えたり、新しいキャラクターを登場させてみたり、家族に見せるだけでしたがとても楽しかったのを覚えています。
その頃はモグラが宇宙人に出会う漫画を描いていて、絵の雰囲気は今とほとんど同じでした。
PCを使うようになってからは、お絵かき掲示板で遊んでいましたね。
■あえて"シンプル"なキャラデザインが鍵だった!
――スタンプをつくろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
ナガノ:「自分でつくったスタンプが使いたい!」と思ったのがきっかけです。つくってみると、使いやすいものって難しいなぁと感じました。文字を入れると使い道が限定されてしまったり、文字を入れないと意味が伝わりづらくなったり・・・。そういった部分を色々と試しながらつくっています。でも言葉もキャラクターも自由に考えられるのでとても楽しいです。
――「自分ツッコミくま」はどのようなコンセプトで生まれたのでしょうか?
ナガノ:自分にツッコミをしたい場合に使えるスタンプをつくろうと思ったんです。キャラクターは、使う人が自己投影できるよう、あえてシンプルな白いくまにしました。
――それが幅広く受け入れられたポイントかもしれませんね!
■スタンプへのこだわりはどんどん強く!
――スタンプ制作にはどのくらいの日数がかかっているのでしょうか?
ナガノ:はじめの頃は構図などを考えないでつくっていたので3日ぐらいで完成したのですが、最近は言葉のアイデア→簡単な構図を考える→スタンプ制作の手順を踏むようになったので、一週間くらいかかっています。動くスタンプだと、制作時間が増えて2~3週間はかかります。
――言葉とイラストはどのように考えられていますか?
ナガノ:ツイッターでいただいた意見を参考にしたり、LINEでのトークを想像したりして考えています。
特に、どんな相手に送るスタンプなのかをなるべく考えるようにしています。
たとえば「自分ツッコミくま」は仲の良い友だちや家族に、
「ぶりっこうさぎ」はカップルや夫婦、
「気持ち色々パンダ」は職場の人や年上の人に送りやすいようなものを考えてつくりました。
――「自分ツッコミくま」を描くときにこだわっているポイントはありますか?
ナガノ:キャラクターを長く描いているうちに、シュッと洗練されていく現象が起こると思うのですが、それを防ぎたくて第一弾のときのくまを写し描きしたりしています。
それでも顔が安定してきてしまっているので、わざとササっと描いたりして、元のゆるさを忘れないように気をつけています。
何かにつかおうと思ってやめたくまイラスト…🙏 pic.twitter.com/a3cDxgtV8V
— ナガノ🍖 (@ngntrtr) 2017年3月9日
――ヒットスタンプをつくるために大事なことは何だと思いますか?
ナガノ:ヒットについてはわからないのですが、とにかく自分が楽しくつくれることが一番良いのかなと思います。
――ナガノさんがよく使っているものや、おすすめのクリエイターズスタンプを教えてください。
ナガノ:ネコノヒーとゼスプリのキウイ・ブラザーズが好きで、よく使っています!ネコノヒー第2弾のお風呂でジャッポンしているスタンプが特にお気に入りです。
▼ネコノヒースタンプ第2弾
――グッズやポップアップショップなど大活躍の「自分ツッコミくま」ですが、作者から見た反響はいかがですか?
ナガノ:本当にたくさんの方に可愛がってもらっています。最近では韓国の方が日本旅行でくまのグッズを買ってくださったりと、海外から応援いただくこともあって驚いております。ありがとうございます!
――今後チャレンジしたいことを教えてください。
ナガノ:猫が好きなので、自分ツッコミくまが蹴りぐるみ(猫がキックするおもちゃ)になって欲しいです。
あとは、ご当地プリクラとか、色々な場所で見つけてもらえるようなキャラクターに成長していけばいいなぁと思っています。
一番の夢は、映画上映前のマナームービーのキャラクターになることです!!
――さらなる活躍が楽しみです!ありがとうございました!!
■プロフィール
ナガノ
ツイッターでくまと食べ物のイラストをよく描いています。辛いものとコンビニ弁当が好きです。
Twitter:@ngntrtr
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