AKB48在籍時代から独特の存在感を発揮し、現在はモデル、女優として活躍中の光宗薫さんが、クリエイターズマーケットからスタンプ「はげたん」をリリース。
2013年には個展「スーパー劣等生」を開催するなど、アーティストとしても注目される彼女が“表現すること”について語ってくれました。
●LINEとスタンプの活用法
――まずはLINEの利用頻度を教えてください。
光宗:毎日使っています。グループを作ったりもしますね。どこかで、「カラオケに行こう!」っていう話が出たら、その希望者だけのグループを作ったり。で、実際に行ったらとりあえずグループは解除するという感じで気軽に使っています。
――どんな方とやり取りされているのでしょうか?
光宗:仕事関係の方から友人、家族まで幅広いですよ。芸能関係だとAKB48の方とも連絡を取り合っています。ぱるる(島崎遥香)さんとか、あと、藤田奈那さんとは特にやり取りが多いかな。私は13期生だったので同期のメンバーとも。実際に遊びに行ったりもしています。
――どんなスタンプを使っていますか?
――どんなスタンプを使っていますか?
光宗:自分の「はげたん」が出るまでは、「きかんしゃトーマス」ばっかり使っていました。あとは友だちから送られてきたもので面白いのがあったりすると、とりあえず調べてみます。
■光宗薫さんのトーク画面(イメージ)
※光宗さんのお話を元に再現しています。
――では、どんな感じのものがお好きなのか知りたいので、実際にクリエイターズマーケットの中から気になるものを選んでみてください。
光宗:シュールなのが好きなんですよね。これ(「シュールなマグロ」)はいいかもしれませんね。タイトルのままですけど、ずばりシュールだから。
光宗:あと、この「ポンタといっしょ」も。これは単純にかわいくて好き。そうそう、ずっと使い続けている「きかんしゃトーマス」も「シュールだ」って言われがちですけど、私としてはかわいいと思って使っていますから(笑)。
光宗:「週刊メロンコリニスタ」もいいかもしれませんね。なんていうか、ハッキリ意味が分からないところが面白いですね。使い方は難しいかもしれませんけど。
――「この人のスタンプがあったら買う!」と思うようなクリエイターはいますか?
――「はげたん」の解説をお願いします。ズバリ、「はげたん」とは何者なんですか?
光宗:私が中学2年生の時に、授業中に生み出しました。あんまり授業を真剣に聞くタイプじゃなかったので(笑)。何も考えずに気軽に描けるものを模索していたら、このビジュアルにたどりつきました。
ある掃除の時間に、濡れぞうきんを使って窓に「はげたん」を描いたことがあったんです。その時、友達に「それ何?」って聞かれるまで、一体何者なのか考えたことが無くて。それで、「名前を付けて」ってお願いしたら、「はげたん」って名前を付けてくれました。
――設定はあるのでしょうか?
光宗:“妖精”です。人間一人に1体ずつ付いていて、見守ってくれているイメージです。
例えば、教室の天井に小さな穴があったりしたら、そこからのぞいていたり。サイズも形もさまざまで、人それぞれの「はげたん」がいます。
――しゃべるんですか?
光宗:それは、その「はげたん」によるんじゃないかな。ただ、仕事は選ばないんですよ。だから、「スタンプにちょうどいい感じのことを言ってほしい」と思えば言ってくれたりもします。
――今回のスタンプの中にはいろんなデザインがありますが、全部「はげたん」なんでしょうか?
光宗:いいえ。見分けるポイントは“目”。たまに、違う目をしているのもいますけど、気ぐるみ的なものを被っているパターンもあるので要注意です。中身が「はげたん」である場合があります。
――こちらの赤ちゃんみたいな顔は「はげたん」?
光宗:……かもしれないです。
――描いた本人でも分からない(笑)?
光宗:それが「はげたん」なんです(笑)。見た人それぞれの感じたままでいいかなって。
――いまここで、「はげたん」を描いてみていただけますか? その模様を動画で撮らせてください。
光宗:いいですよ(笑)。
https://youtu.be/xpcMR0aCbFA
■はげたんの描き方
1) 目と口から描き始めます。
2) 輪郭は丸く大きめに。
3) 両腕を描いていきます。
4) 膝は縦長の楕円形を2つ。
5) 最後におしりを書いて、はげたん完成。ここまで、10秒もかかっていません。
さらにペンを走らせる光宗さん。この輪郭はコニー?
ちょっと小さめのブラウンも。
LINEのロゴまで描いて頂きました。
ちっちゃいはげたん?も2匹ほど追加。
●「はげたん」を描いてみてください
――いまここで、「はげたん」を描いてみていただけますか? その模様を動画で撮らせてください。
光宗:いいですよ(笑)。
https://youtu.be/xpcMR0aCbFA
■はげたんの描き方
1) 目と口から描き始めます。
2) 輪郭は丸く大きめに。
3) 両腕を描いていきます。
4) 膝は縦長の楕円形を2つ。
5) 最後におしりを書いて、はげたん完成。ここまで、10秒もかかっていません。
さらにペンを走らせる光宗さん。この輪郭はコニー?
ちょっと小さめのブラウンも。
LINEのロゴまで描いて頂きました。
ちっちゃいはげたん?も2匹ほど追加。
サインを入れて、はげたんとLINEキャラクターがコラボしたイラストが完成しました!
●絵を描くこと、表現することの意味
――公式プロフィールの趣味の欄に「絵を描くこと」とありますが、意識して絵を描き始めたのはいつ頃からですか?
光宗:「はげたん」とはちょっと違う写実的なものを描きはじめたのは3年ぐらい前からですね。メリハリのない生活をしていた時期があって。それで1日1つ絵を描こうと思ったのがきっかけです。結果的に個展(スーパー劣等生)を開くまでに至りました。
――個展の作品も今回のスタンプもすべてボールペンで描かれていますが、どんなこだわりが?
光宗:本来はじっくり描くのが好きなんです。私がボールペンで描くと、ものすごく時間がかかるんですよ。
ただ、細かい絵ではあるけど、細かく見てほしいわけじゃなくて……そこで「はげたん」ですよ。シンプルな線だけで何も考えずに描いた「はげたん」と同じような感覚で、他の絵も見てほしいんです。
――今後、描いてみたいもの、やってみたいことはありますか?
光宗:ちょっと前から蝶々を描いていて、それで個展をやりたいなと思っています。会場を暗くして、懐中電灯を使って見てもらうんです。夜の森で蝶を探すような感じの個展、面白くないですか?
気持ち悪いぐらい蝶の作品を描きためてからやりたいな(笑)。
絵はもちろんですけど、モデル業にも魅力を感じていますし、女優のお仕事も頑張りたいと思っています。いろんなものに触れて自分の可能性を広げていきたいですね。
■光宗薫さんのコメント動画
https://youtu.be/BpiD9l4C4z0
■光宗薫さんのコメント動画
https://youtu.be/BpiD9l4C4z0
●出演映画「ピース オブ ケイク」が9月5日(土)公開
――「ピース オブ ケイク」の現場で学んだことを教えてください。
光宗:実は、恋愛が題材の作品は初めてなんです。私自身、恋愛経験が少ないので難しくもあり、面白くもありました。いろんな方と共演して、俳優さんによって役に対するアプローチが全然違うんだということを学びました。
例えば、緊張を消すためにスタート直前まであえて普通にしゃべっている方がいたり、完全に役と作品の世界に入り込む方がいたり。私の性格的には、後者のスタイルのほうが合っていると思っていたんです。
でも、最近気づいたのは、そうすればするほどミスが増えるなと(笑)。準備をしっかりして、自信を持って撮影に臨もう!……というのが今の姿勢ですが、まだまだ勉強中なので、今後、変わっていくかもしれません。
光宗薫(みつむね かおる)
光宗薫(みつむね かおる)
1993年4月26日生まれ。大阪府出身。2011年「神戸コレクションオーディション」でグランプリを獲得。2011~12年にかけ、AKB48に所属。脱退後はモデル・女優を中心に活動しており、これまでに映画「私立バカレア女学園」「女子カメラ」(ともに2012年)、映画化もされたドラマ「ATARU」(2012年ほか)、放送中のNHK連続テレビ小説「まれ」にも出演。最新出演映画「ピース オブ ケイク」は9月5日(土)より公開予定。
最後の最後に、お茶目なポーズを見せる光宗さん。