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2013年、深夜のバラエティー番組「月曜から夜更かし」(日本テレビ系)でその独特なライフスタイルが取り上げられて以降、一躍人気者となった桐谷広人さん。

600を超える銘柄の株主として、各企業から送られる優待サービスを利用した“優待生活”で注目を集めています。そんな桐谷さんのスタンプ「優待名人・桐谷さん(桐谷広人)」がリリースされました。

実は桐谷さん、LINEを使ったことがないそうです。せっかくなので、その場で初体験して頂きました。

ほんとに、自転車でやって来た桐谷さん

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テレビで見たことがある光景。

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――桐谷さん! 本日はよろしくお願いします。

桐谷:はい。どうも、こんにちは。 

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――それにしても、本当に自転車で行動されているんですね。今日はどちらから?

桐谷:中野です。LINEさんのある渋谷まではだいたい25分ぐらいです。

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――(ハローキティ!) そのタオル、かわいいですね。

桐谷:はい。サンリオの「優待」でいただきました。

ほんとに、そういう次元で生きてない

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――普段、LINEを使っていますか?

桐谷:いいえ。

――そうですか。いつも、どのように仕事の相手やご友人と連絡を取っているのでしょうか?

桐谷:パソコンのメールか電話です。と言っても、パソコンのキーボードも指1本で打っているような状況ですし、携帯電話を持ったのも、つい1年半ぐらい前ですが……。

それまでは、公衆電話を見つけて相手の携帯電話にかけていました。ただ、最近は公衆電話を見つけるのがなかなか大変でしょ。1年半前に、知り合いが背中を押してくれたので携帯を持つことにしました。でも、基本的な通話機能しか使いこなせていません。説明書を読むのが苦手なんです。

よく連絡する人の電話番号は、携帯電話の裏に書いています。

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――なるほど。桐谷さんのスタンプがリリースされた経緯を教えてください。

桐谷:最初は、ある大阪の企業からお声がかかりました。でも、契約書の内容などを見ていろいろと考えてしまって。いったんお断りしたんですけど、その後もいくつかの会社から「LINEのスタンプを出しませんか?」というお話が続いたんです。

あんまりお話をいただくもので、「これは出さなきゃいけないのかな?」という気になりまして、ダイヤモンド社さんから出させていただくことになりました。

以前、私のファンということで絵手紙をくださった方がいるんですけど、その方をイラストレーターとして推薦しました。それで現在のスタンプができました。

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桐谷:実際の私と比べると、だいぶ可愛くなってますけどね(照笑)。頭は薄くなっているけど……この絵だと、ちょっと若いですよね(苦笑)。

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――ご自身のスタンプで気に入っている絵柄はありますか?

桐谷:恥ずかしいからあんまりちゃんと見てないんですけど(笑)。自転車に乗っているのなんかは自分らしいかなと思います。

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――この絵柄にあるように、「ぐったり」するようなことはあるんですか?

桐谷:株式市場が15時に終わるので、その直後とかはぐったりしていることがあります。リーマンショックの後などは特に……。優待でいただいたコーヒーを飲んで、朝9時からパソコンに向かいましてね。少しでも損を取り戻そうと15時まで頑張るわけです。その後は30分ぐらい動けなくて横になってました。

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桐谷:とにかく大変でしたから、その時期に比べれば今は毎日が幸せですよ。夕方、商店街を歩いていたり、優待券で食事をしたりすることひとつひとつに対してありがたいと感じています。

桐谷さん、初めてのLINE

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――せっかくなので、LINEを使ってみませんか?

桐谷:あ、はい。

――スマートフォンを触ったことはありますか?

桐谷:はい。今回で2回目です。(スタッフのスマートフォンをお貸ししました)

――では、私からメッセージを送りますね。届きましたか?

桐谷:はい。で、これをどうすればよいのでしょうか? 

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――こちらのマークを押すと、スタンプが使えます。

桐谷:なるほど。じゃあ…これを……。

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いきなり愛情たっぷりのスタンプを送ろうとする桐谷さん。

それでは、桐谷さんの初LINEトークをご覧ください。

■桐谷さんとのLINEトーク画面キャプチャ
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スタンプのリストから適切に絵柄を選んでいただき、きちんと会話になっています。「ビールを飲んでいる」絵柄は、株主優待を使って飲んでいる、という意味だそうです。その辺りのチョイスは、桐谷さんならでは……。

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タイピングが苦手でも、指一本で送信できるスタンプで、トークを楽しんでいただけたようです。

――クリエイターズマーケットには、ほかにも、4万5000セット以上のスタンプがあるんですよ(1/30現在)。この中で使ってみたいスタンプはありますか?

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桐谷:
小さい頃、ウォルト・ディズニーの作品が好きだったりしたこともあって、子供っぽい、かわいい絵が好きなんです。自分でドナルドダックの絵を描いたりもしますよ。あ、これなんかいいですね。
 
しろくまのきほんセット
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桐谷:あと、これもいい。猫、好きなんですよ。高校を卒業するまで実家で飼っていました。

たたみかけにゃんこ!
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桐谷:あぁ、これもいいなぁ。ハムスターは一番下の妹が昔、飼っていましてね、今は獣医をやっています。

ハムスターのなごむスタンプ
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――かわいいスタンプばっかりですね! 昨年はテレビなどで大活躍でしたが、今年の抱負についてもお聞かせください。
 
桐谷:以前から優待券を使うために忙しくしていたんですけど、昨年はその他に講演や取材のお仕事をいただくようになりまして、さらに忙しくなりました。掃除する暇もなくて、部屋も散らかしっぱなしなんです。ですから、今年の目標は、ゆったりとした優待生活を送ることです。

LINEキャラクターの絵を描いてみてください


――可愛い絵がお好きとのことですので、LINEキャラクターの絵を描いてみませんか?

桐谷:いいですよ。

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ブラウンのぬいぐるみを膝に乗せ、絵を描き始める桐谷さん。

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筆に迷いがありません。あごの下の線はもしや……縫い目?

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最後にサインを入れて、完成です!

■桐谷広人さん作「ブラウンくん」
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とても味のあるブラウンです! ぬいぐるみの縫い目まで再現されていて、桐谷さんの実直な性格が現れているようです。

お別れのメッセージ


――本日は、いろいろとありがとうございました。最後に、ユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。さらに、そのまま自転車で走り去るシーンを撮らせていただけますか?


桐谷:はい。いいですよ。



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部長とハグ。最後まで、サービス精神旺盛な桐谷さんでした。

【撮影/大川晋児 取材・文/大小田真】

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